入居者で騒音のクレームがあるのですが

騒音ってトラブルの中でも、いちばん難しい問題です。
音の感じ方は人それぞれで、音を立証していくことは難しい。騒音等を計る機械を使っても、なかなか分かりにくいものです。まして夜中の騒音を、管理会社さんや家主さんが確認することもできませんよね。また音の出どころを特定することは、結構難しいのです。上の部屋と思っていたら、斜め上の部屋だった、階下の部屋だったとか分かりにくいのです。
だからといって放置していたら、怒りの矛先が家主さんの方に向いてしまいます。家主さんは「やったよアピール」をしていかないといけません。
つまりクレームの賃借人に対して、家主としてこれだけやってるよ、とアピールしていくことが必要です。
まずはエントランス部分に張り紙をしましょう。「集合住宅なので生活音には気をつけましょう」といった警告をします。そして全戸に「音のクレームがあること」「気をつけておきましょう」という内容の書面とともに、音の問題を感じているかどうかのアンケートも渡します。
もし入居者の誰からも音の問題についてなければ、もしかしたら音を理由のクレーマーかもしれません。何人かの感じるという意見があれば、それは確かなのでしょう。そこから部屋の特定もしていきやすいかもしれません。感じる人たちの部屋を確認していけば、音の根源まで近づいていけるかもしれません。その上で、対処を考えていきましょう。
とにかく音の問題は、家主側はこれだけ努力しています!というアピールを意識してください。
そうでないと良い入居者の退去に、発展していくかもしれません。