更新時って何をすればいいでですか?

関西は更新料がないので、更新時に契約書を作り直すようなことはほとんどありません。
しかしながら関東だと更新時にいろいろ手続きがありますよね。契約書関係はその土地ごとの慣例に任せるとして、いちばんして欲しいことは、入居者情報のアップデートです。
賃貸借契約は継続する契約なので、当初の契約時の状況から時間が経てば入居者の状況も変化してくるはずです。そこを家主さんが把握しているかどうか、これはとても重要なポイントです。でも普段日常の中で、入居者のことを確認することって難しいですよね。だからこそ、この更新時を上手に利用して欲しいと思います。
更新時ごとに(何もないタイミングでもいいのですが)、入居者に聞き取りをしていただきたいのです。たとえば入居時の状況はこうだったけれど、今変わりはないですかと。入居している方は誰で、同居の人たちに変更はないのか、勤務先やその連絡先、緊急連絡先や連帯保証人に変更はないのかどうか…いろいろありますよね。直接聞きに行くのは難しいでしょうから、書面かなにかで確認するのがいいですね。
あと情報とは別に、何かお困りごとないですか?って聞いてみてください。具体的にあれば、そこを改善すれば長期の入居に繋がる可能性が大なので、あれこれ悩む必要がなくなりますね。
よく空室対策って言いますけど、究極の空室対策は「今住んでくださっている入居者の方々に気持ちよく長く住んでいただくこと」です。そのためにも今の入居者のお困りごとや希望に、真摯に耳を傾けましょう。