夜逃げされた可能性が高い場合、中に立ち入ってもいいですか?

最近ライフラインが全て止まっていても、普通に室内で生活されている方がいます。カセットコンロもあればアウトドア用のランタンもあり、水も売っている。「夜逃げ」の認定が昔より難しいのです。
じゃあ夜逃げをどこで判断するのか…ここが難しいところなのですが、まずはドアノブの埃を確認しましょう。ドアノブに誇りがついていなければ、ドアからの出入りはしていないという事です。
あとは窓からの出入りがあるかどうか。ドアノブに埃がたんまり、窓からの出入りもなさそう、集合ポストもぱんぱん、ライフラインも止まっている、となれば夜逃げの可能性は高まります。
「そしたら室内に立ち入っていいの?」という話になりますが、これがまたまたダメですよ。
室内に入って許されるのは、安否確認の警察と強制執行のときの執行官です。この二方以外は、法的には立ち入ってはいけないのです。
仮に家賃を滞納していても、占有を明け渡されてない場合(このお部屋はもう使いませんと明渡してくれない以上)、中への立ち入りは、住居不法侵入罪に該当する可能性があります。簡単に中に立ち入っては、危ない、危ない。